当院では昨年11月より「通所リハビリテーション」を開設しています。
通所リハビリテーションは「デイケア」とも呼ばれます。
要介護者の方が、介護老人保健施設、病院、診療所等に併設された施設、介護医療院に通い、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士等の専門スタッフによる「機能の維持回復訓練」や「日常生活動作訓練」が受けられるサービスのことです。
通所リハビリテーションは介護保険を使用し、通いながらリハビリが可能です。
当院の場合は、病院内のリハビリ室の一画を時間を区切って使用しリハビリを行っています。
1回の利用時間は1時間30分と短いですが、短時間に集中してリハビリ(器具利用した運動も含みます)を行います。
ご利用開始前、終了後は、ご自宅もしくは入居施設までの送迎も行います。
今回はその通所リハビリテーションのメリット、デメリットについて簡単に説明したいと思います。
通所リハビリテーションのメリット
①理学療法士が病気や血圧などを考慮し、個人に合った運動の計画やサポートを行います。
②交通手段がなくてもリハビリに通えます。
③屋内で行えるので天候の影響を受けずに運動が継続できます。
④病院内で行うので体調が急変した際には対応が可能です。
通所リハビリテーションのデメリット
①介護保険の介護認定を受けている方でなければ利用できません。
②長時間の通所リハビリのような、食事や入浴のサービスは提供していません。
③他のリハビリ事業所や医療保険で外来リハビリテーションを受けられている方は制度上の理由で併用できません。
以上が「通所リハビリテーション」のメリットとデメリットでしたが、いかがしょうか。
デメリットと書きましたが、実際に「通所リハビリテーション」を検討する方、合う方には、メリットの方が大きいかもしれません。
住み慣れたご自宅で、安心して生活していただきたい!
どんなリハビリも、やっぱり目指すのは日常生活を送ること、ご自宅で気持ちよく、安心して過ごせることです。
通所リハビリテーションでは、特にその「我が家で過ごす」ということを意識しながらリハビリテーションを行なっていますので、患者様とその目標を共有して、二人三脚で頑張っていくことを大切にしております。
やっぱり我が家が一番ですよね。
住み慣れた家で、安心して過ごせるようにリハビリ+医療ケアでしっかりサポートしておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。