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プチブロック!リハビリにも良いお家時間の過ごし方。

猛暑が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。

入院患者様の治療時間以外の時間の過ごし方は様々です。

コロナウイルス流行前は、歩ける方は病院の敷地内を散歩される方もいらっしゃいましたが現在は控えていただいており病室、病棟内で過ごしていただいています。

病室ではTVを視られる方、読書をされる方、若い方はスマートフォンやタブレット端末で動画や音楽を楽しまれている方が多いです。

そんな中、リハビリを終えた患者様をお部屋にお送りした際に、ある患者様が小さなブロックを前に奮闘されている様子をお見掛けしました。

非常に小さなブロックがテーブル上に沢山並んでおり、私も興味を引かれたため、お尋ねしてみました。

小さなブロックを設計図に沿って組み立てると、犬の模型ができるそうです。

パッケージを見せていだたくと完成品の写真が載っていました。マルチーズだそうです。

ブロックの一つの大きさは、小さい物は4ミリ程で大きい物でも15ミリです。

患者様から一ヶ所組んでみるよう勧めてくださったので、挑戦してみました。

一番小さなブロックは指先で摘ままないとブロックを保持できないですし、さらにブロックどうしをはめ込むためには非常に繊細な指先の動きが求められます。


身体の中で指先が繊細な動きができる理由は、大脳の広い範囲から多くの神経が指先へ通じているからです。

「手作業をする人は認知症になりにくい」と言われる理由は、指先を使うと脳の広い範囲が刺激される事も理由の一つです。

指先の細かな動きに加え、図面を見ながら組み立てていく過程は集中力も必要となるため、このブロックを組み立てる工程は指にも脳にも大変良い効果がある思います。

しかも、こちらのブロックは100円均一のDAISOさんの「プチブロック」という商品で種類も複数あるそうです。このような込み入った製品も100円で販売できるDAISOさんの営業努力にも感服した次第です。

リハビリテーションの視点からも大変良い物をお教えいただきました。

コロナウイルス感染の再拡大で、お家で過ごされる時間が増えていると思いますが、指も脳もにも効果的で完成品も可愛いブロックに挑戦されてみてはいかがでしょうか。

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