健康診断で「尿酸値が高めですよ」と指摘を受けた。
さらに昨日の夜中から足の親指に激しい痛みがある…。
こんな症状があなたを襲ったら、そもそもの「尿酸値が高い」という意識も相まって、「自分は痛風かも…」と考えるでしょう。
もしこの「自分は痛風かもしれない…」という時点で病院に通院していれば、あなたのその痛風は最初の1回の痛風発作だけで、以降の症状を抑えることができるかもしれません。
ちなみに痛風で痛みが出やすい体の部位は・・・
「足の親指の付け根(最も多い)、足首、足の甲、膝、手首、ひじ」などです。比較的足に症状が多く出ることがあります。
そんな痛風ですが、「初期治療」がとても大切。早めに対応することで悪化を抑えられ、普段の生活に支障がないようにすることができます。
では、このように痛風を悪化させず治療開始していくために大切なこと。それは、まず「内科の受診」です。
痛風の検査。内科でどんなことをするの?
それではここから、実際に病院で痛風の治療はどのような流れで行われるのかを解説していきます。
【痛風の治療内容】
痛風治療①「先ずは痛みを緩和」
痛風で病院を訪ねた場合、最初はその時に表れている痛みを緩和させることを第一にします。
痛みを除く投薬治療の中でも1番最初に行われるのは関節の炎症を取り除く投薬です。
それと同時に、尿酸値の上昇を抑える薬を使用して、当面の痛みと原因を除去します。
ただ、痛風の原因になっている尿酸値は下げれば良いというものでもなくて、急激に下げてしまうとそれによっても痛みを誘発する恐れがあるのです。
ですから、尿酸値の上昇を抑える投薬については数か月という長めのスパンで少しずつ尿酸値を下げていくようにするのが通常です。
痛風治療②「尿酸のコントロール」
高尿酸血症の治療のポイントとは
この尿酸値のコントロールについては、大体3か月~半年という期間を見ておくと良いでしょう。
この期間を「長いな」と思うこともあるかもしれませんが、きちんと治療を続けていれば、次の痛風発作を起こすことがなくなるので、痛風患者であるあなたにとっては大変ストレスが低くなると思いませんか?
治療をしていなければ、半年くらいのスパンでまた痛風発作が起きてしまう。
痛風治療③「本格的な治療の開始」
<痛風治療の血液検査>
さて、痛風発作の痛みが投薬によって緩和したら、精密な血液検査を行います。
痛風発作が出ていたとしても検査が受けられそうな場合は、最初の通院で尿検査と血液検査があり、さらに投薬や食事指導を受けます。
そして2回目の通院で尿酸値の推移をみるために再び血液検査を受けることが多いようです。
また痛風が初期状態である時は、3回目の通院でも尿酸値の推移をみる血液検査が行われますが、投薬や食事改善で尿酸値に落ち着きが見られれば、以降は通院の間隔が広くなり、血液検査も毎回する必要はなくなるのが一般的です。
「痛風かも!?」とご不安な方一度諸隈病院で検査しませんか?
痛風に関しての情報を書きましたが、痛風は早めの発見と対処が大切です。
生活習慣とも深く関わっていますので、ご自身だけでは改善するのも難しく医療を通じて適切な対応をすることが重要です。
そして治療を行うことで普段の生活を安心してお過ごしいただけるようになることも多いのが痛風の特徴です。
下記のような生活習慣がある方は痛風になる可能性が少なからずございますのでご注意ください。
ご不安な方はぜひ一度当院へお越しください。
●痛風の原因
・ストレスが多い
・暴飲暴食
・魚卵などを好む
・ビールをはじめアルコールが欠かせない
・運動をほとんどしない