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「リハビリの痛み、我慢してない?『効いている証拠』と『やりすぎ(過負荷)』の見分け方」?

リハビリや筋力トレーニングでは、「運動が効いているのか」「頑張りすぎていないか」と迷うことがあると思います。大切なのは、無理をすることではなく、自分の身体に合った負荷で継続することです。

今回は、「効いている運動」と「過負荷の運動」の違いに加え、運動前・運動中・翌日に確認したいポイントを紹介します。

「効いている運動」とは?

 適切な負荷で運動できているときは、次の状態が目安にしてください。

• 筋肉を使っている感覚がある

• 少し疲れても、正しいフォームを保てる

• 休息を取ると疲労が回復する

• 日常生活に影響する痛みや疲れが残らない

例えば、椅子からの立ち座りで太ももやお尻の筋肉を使い、無理なく繰り返せる状態です。刺激を感じながら、安全に続けられることがポイントです。

「過負荷の運動」とは?

 過負荷とは、現在の体力や回復力に対して、運動の強さや量が大きすぎる状態です。

 次のようなサインがある場合は注意しましょう。

• 運動中に関節や筋肉へ強い痛みが出る

• フォームが崩れる、身体が大きくふらつく

• 強い疲労が翌日まで残り、日常生活に影響する

• 痛みや腫れが強くなる、または長引く

頑張るほど効果が高まるとは限りません。無理を続けると、けがや体調悪化につながることがあります。

負荷を判断するための確認例

 運動の負荷が適切かどうかは、運動前・運動中・翌日の身体の状態を確認すると判断しやすくなります。

運動前に確認すること

まず、運動を始める前の体調を確認しましょう。

• 前回の運動による痛みや疲れが残っていないか

• 関節の腫れ、熱っぽさ、動かしにくさがないか

• いつも通り歩けるか、立ち上がれるか

• 睡眠不足や体調不良がないか

 例えば、普段より足が重い、膝の腫れが強い、疲労が抜けていない場合は、回数を減らしたり、内容を軽くしたりする方法があります。

 体調がすぐれないときは、無理に運動を始めずに休息をとることも大切です。

運動中に確認すること

 運動中は、痛みやフォーム、呼吸を確認します。

• 筋肉の疲れは感じても、強い痛みはないか

• 「少しきつい」と感じても、会話できる程度か

• 反動を使わず、ゆっくり正しいフォームで動かせるか

• 息を止めずに呼吸できているか

• 回数を重ねるにつれて、ふらつきやフォームの崩れが出ていないか

筋肉の疲れや軽い息切れは、適切な負荷の範囲に含まれることがあります。一方、鋭い痛み、強い息苦しさ、めまい、胸の痛みなどがある場合は、すぐに運動を中止してください。

翌日に確認すること

 運動の影響は、翌日の状態にも表れます。

• いつも通り起き上がったり歩いたりできるか

• 痛みや腫れが強くなっていないか

• 疲労が強く、家事や仕事に支障が出ていないか

• 階段の上り下りや立ち座りが、普段より難しくなっていないか

• 休息を取ることで、疲れや痛みが回復しているか

翌日に軽い疲れがある程度で、日常生活に大きな影響がなければ、負荷はおおむね適切と考えられます。反対に、痛みや腫れが強くなったり、疲労が長く続いたりする場合は、次回の回数や強さを減らし、専門職に相談しましょう。

筋肉痛があれば、運動が効いている?

筋肉痛の有無だけで、運動の効果は判断できません。

筋肉痛がなくても、適切な運動によって筋力や身体機能の向上は目指せます。一方、強い筋肉痛が出るほど運動しても、効果が高いとは限りません。

運動後や翌日の身体の状態、継続による変化を確認しましょう。

安全にリハビリを続けるためのポイント

次の3点を意識しましょう。

① 自分に合った回数から始める

無理なくできる回数から始め、運動前と翌日の状態を見ながら少しずつ調整します。

② 正しいフォームを意識する

回数よりも、安全に身体を動かせているかを優先しましょう。フォームが崩れる場合は、回数や負荷を減らします。

③ 身体の変化を記録する

運動前の体調、運動中の痛みや疲れ、翌日の状態を簡単に記録すると、自分に合った負荷を見つけやすくなります。気になる症状があれば、理学療法士などの専門職にご相談ください。

まとめ

 リハビリでは、強い負荷をかけるよりも、身体に合った負荷で継続することが大切です。 

 運動前は体調を確認し、運動中は痛みやフォームを意識し、翌日は疲労や日常生活への影響を振り返りましょう。

 「少し頑張れるけれど、無理はしない」ことを意識し、身体の変化を確認しながら取り組んでください。

 日々の積み重ねが、筋力の維持・向上や快適な生活につながります。

 当院では外来リハビリテーションや通所リハビリテーションなど、暑さ寒さなど気温の影響を受けずに病院内で運動ができる環境が整っています。

 持病や血圧、脈拍などを確認しながら患者様に合わせた運動量の調整、提案も行っています。

 また通院が難しい方につきましては、介護保険を利用した訪問リハビリテーションもご提供しております。

 ご利用のご検討や不明な点がございましたら、外来受付までお気軽にお問い合わせください。

記載者:向井

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