九州北部地方も先週末に梅雨入りしました。
リハビリテーション室のテラスも雨で濡れています。
以前にも書かせていただきましたが、病院には病気によって体調や気分が優れない方がいらっしゃいます。
特に入院中の患者様は病院内に行動が制限されストレスの掛かりやすい環境です。
最近では新型コロナウイルス第4波の影響で当院でもやむなく面会を中止しており、入院患者様は家族と会える機会が無い状態で以前よりストレスを強く感じられている方が少なくありません。
そんな患者様でもリハビリテーション室のテラスを利用したリハビリを行うと「気持ちいい」「良い気分転換になる」と言っていただけることが多いのですが、雨の中ではテラスを利用した散歩や歩行練習が行えないのが残念です。
しかしテラスの設計上、扉から40㎝程度は雨が降りこみにくく、濡れた箇所からも雨が流れ込まない設計になっています。
雨の日でもテラス側の扉を開放して、患者様に少しでも気持ちの良い空間を提供できるようにしています。また感染予防の観点からも、雨の日でも換気ができることは大きなメリットです。
先日も入院患者様から、入口からの風や雨の落ちる音を聞いて「この時期ならではの季節感を感じることができ趣があって良い」と有難いお言葉もいただきました。
梅雨明けまで暫く期間がありますが、私達も雨の音や波紋など楽しめるよう気持にゆとりを持って患者様と接していければと考えています。