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リハビリは“痛くなってから”では遅い?

今すぐ始めるべき「攻めの予防リハビリ」とは

 「リハビリテーション」と聞くと、脳卒中や大怪我をした後に元の状態へ戻すための「リハビリ」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

 しかし、人生100年時代を迎えた今、医療の常識は大きく変わりつつあります。

 今注目されているのが、病気や怪我、要介護状態になるのを未然に防ぐ「攻めの予防医療としてのリハビリ(予防リハビリ)」です。

「守りのリハビリ」から「攻めのリハビリ」へ。

 これまでの医療・リハビリは、問題が起きてから対処する「守り(治療・回復)」が中心でした。一方、「攻めのリハビリ」は、体に不調が出る前の“健康な段階”からスタートします。

 理学療法士などの専門家が、個人の歩き方のクセ、筋力の左右バランス、関節の柔軟性を細かく分析し、将来のリスクを予測します。

  • 守りのリハビリ: 転倒して骨折した後に、歩けるように訓練する
  • 攻めのリハビリ: 転倒する原因(筋力低下やバランスの悪さ)を先に見つけ、骨折しない体を作る

攻めの予防リハビリがもたらす3つのメリット。

予防リハビリに取り組むことで、将来の健康寿命が圧倒的に伸びます。

  • 健康寿命の延伸: 「要介護」になる最大の原因である、関節の病気や転倒による骨折を未然に防ぎます。
  • パフォーマンスの向上: 姿勢や体の使い方が改善されるため、趣味のゴルフやランニング、旅行をより長く、高いレベルで楽しめます。
  • 医療費・介護負担の軽減: 将来的な入院や手術のリスクを減らすことで、経済的な安心にもつながります。
  • 認知機能維持・低下予防:健康的に活動できる期間を保つことで、脳や五感に刺激が入る機会も維持でき認知機能の低下も予防できます。

今日からできる!「攻めの予防」3つのステップ

 特別な施設に行かなくても、意識を変えるだけで「攻めの予防」は始められます。

① 自分の「体のクセ」を知る

まずは片脚立ちが何秒できるか、毎日鏡で自分の姿勢が傾いていないかをチェックしましょう。

② 正しいフォームでの運動

ただ歩くだけでなく、「大股で歩く」「腕を振る」「踵から接地する」など、質を意識した運動に切り替えます。

未来の自分への「投資」を始めましょう

 「まだ痛くないから大丈夫」という油断が、10年後の大きな不調につながるかもしれません。

 病院に定期健診へ行くのと同じように、姿勢や筋力も定期的にメンテナンスする時代です。

 ぜひ今日から、未来の自分を動かすための「攻めの予防リハビリ」を始めてみませんか?

 当院では外来リハビリテーションや通所リハビリテーションなど、暑さを避けた病院内で運動ができる環境が整っています。持病や血圧、脈拍などを確認しながら患者様に合わせた運動量の調整、提案も行っています。ご利用のご検討や不明な点がございましたら、外来受付までお気軽にお問い合わせください。

記載者:向井

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