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-rehabilitation-

転ばぬ先の運動習慣

 今年は夏から35℃以上の気温の日が多く、運動をする機会が例年より少なかったという方も多いのではないでしょうか。

 今回も引き続き加齢や病気、運動不足による筋肉量の減少(サルコペニア)を予防するための「筋力強化運動」をご紹介いたします。

足関節の運動

足関節とは足首の事を指します。

足首の運動は大きく分けて「つま先を上げる運動」「つま先を下げる運動」の2種類があります。

日常生活における動作の中では「つま先を下げる」動作は歩行時に「地面を蹴り出す」際に主に使っていますし、「つま先を上げる」運動は歩行時の「前に足を振り出す」際につま先が地面に引っ掛からないように使っています。

その他、直立姿勢の時も足首を直角に保つ際にも働いています。

「歩く」「立つ」という基本的に日常行っている動作に関係する大事な運動(筋肉)です。

運動方法

1.つま先上げ:つま先を上げる前に、膝90°より少し前(先)に足部を出して行うと大きく動かせます。

2.踵上げ:踵を上げる前に、膝90°より少し手前に足部を引いて行うと大きく動かせます。

実施回数

 目安として10回から開始し、時間を置いて足に痛みや疲労感が残っていなければ「10回刻み」で「20回」「30回」と増やしてみてください。

 余裕がある場合は上記回数を午前午後、もしくは朝昼晩実施されると効果も高くなります。

 座位でできますので、特別に時間を作らなくてもTVを視聴しながらもしくはスマートフォンを見ながら等、「ながら運動」で構いません。

上記運動の注意点

・脚のいずれかの関節に痛みが生じる場合には運動を行わないでください。

・いずれの運動も動作を行う際には「ゆっくり」行ってください。反動をつけると関節の痛みを生じる場合があります。

・足の関節の疾患をお持ちで通院中の方は主治医などにご確認の上実施してください。

 当院では外来リハビリテーションでも患者様に合わせた運動量の提案も行っています。ご利用のご検討や不明な点がございましたら、外来受付までお気軽にお問い合わせください。

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