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-rehabilitation-

痛みを軽減しながらトレーニング

「手足の重さ」をご存じでしょうか?

 「腕や足の重さ」を普段意識されている方は少ないのではないでしょうか。

 所説ありますが、下記の重さがあると言われています。

 片腕の重さ:体重の約8%(体重50㎏の方は4㎏)

 片足の重さ:体重の約15%(体重50㎏の方は7.5㎏)

 体重50㎏の方は、何も荷物を持っていない状態でも肩に4㎏の重みが掛かっている状態になります。

 リハビリテーションを実施していると、肩に痛みがある患者様は少なくありません。

 肩の痛みがあると、何も持たずに腕を動かしても腕の重みが掛かっているため、痛みが生じて運動を避けてしまわれる患者様もいらっしゃいます。

 しかし、そのまま動かさない期間が長くなると、関節の拘縮などが引き起こされ、痛みが引いても関節が固くなって腕が上がらなくなってしまいます。 

「レッドコード」を使用して痛みを軽減しながら運動!

 腕を支え、腕の重さを軽減することで痛みを抑えトレーニングを行えるのが「レッドコード」を使用したトレーニングです。

 レッドコードとは天井から吊り下げたロープに、用途に応じた器具を装着し、ロープで手足を吊り上げて足や腕の重さを除いた状態でのトレーニングなどが行える設備です。

 下図のように痛い方の腕をロープに通して、腕を吊ることで腕の重さを軽減され、痛みを軽減して運動が行えます。

痛みがあっても、拘縮などを予防し関節の動きを維持する際に有効な道具です。

 当院では外来リハビリテーションでも患者様に合わせた運動量の提案も行っています。ご利用のご検討や不明な点がございましたら、外来受付までお気軽にお問い合わせください。

記載者:向井

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