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-rehabilitation-

恐怖心を軽減しながらトレーニング

安定した座位バランス

 リハビリテーションでは、病気の療養のため長期間のベッド上臥床後に、座位練習を開始することが多々あります。

 暫く間寝たきりの状態が続くと腹筋や背筋など、座った際に身体を真っ直ぐ保持する筋肉が弱り、座った際に前後や左右に傾いてしまわれる方がいらっしゃいます。

 座位が安定していないと倒れそうな恐怖心などでリハビリが進まないこともあるので、できるだけ恐怖心を取り除きながらリハビリを行う必要があります。

 

「レッドコード」を使用して恐怖心を軽減しながら運動!

 前に倒れそうな恐怖心を軽減することで過剰な筋緊張を抑え重心移動トレーニングを行えるのが「レッドコード」を使用したトレーニングです。

 レッドコードとは天井から吊り下げたロープに、用途に応じた器具を装着し、ロープで手足を吊り上げて足や腕の重さを除いた状態でのトレーニングなどが行える設備です。

 下図のように両腕をロープに通して、ロープに掴まることで、前に倒れそうな恐怖心が軽減され、且つロープに柔軟性を生かして、少しずつ段階的に体を前に倒す経験を積むことで、徐々に安定した座位姿勢が獲得でき、前方への重心移動が可能となります。

恐怖心があっても、掴まることで体を安定させ上半身を動かす際に有効な道具です。

 当院では外来リハビリテーションでも患者様に合わせた運動量の提案も行っています。ご利用のご検討や不明な点がございましたら、外来受付までお気軽にお問い合わせください。

記載者:向井

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